Biography
勝又 公仁彦
美術家、写真家
早稲田大学法学部卒業、インターメディウム研究所修了。
幼少時より音楽と文章制作に注力。大学在学中からさらに絵画、写真、映像などの作品制作に移行。
国内外で様々な職業に従事した後、発表を開始。
デジタル化した写真による透明素材や瓦礫などでのインスタレーションから出発し、主に写真を中心とした映像メディアで作品を制作。
多様な被写体のもとで「時間」「光」「場所」「空間」「認知」などをサブテーマに、常に写真の構造に触れる作品を展開。
日常の中に現象しながらも知覚されることの無かった世界を掬い取ることで、観る者を新たな認識へと誘うとともに、歴史・社会・文明への批評的な暗喩を込めた作品制作を続けている。
近年は医療や生死をテーマとしたインスタレーションの一方でパフォーマンスも行う。
主な展覧会に「写真の現在2 —サイト— 場所と光景」(東京国立近代美術館、2002年)「都市の無意識」(同、2013年)「あいちトリエンナーレ2016」(岡崎康生会場、「トランスディメンション —イメージの未来形」2016)。
「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち」(21_21 DESIGN SIGHT、2018年)など。
主な受賞に「日本写真協会新人賞」(2005年)。
主な作品集及び編著作に『Compilation of photo series until 201X Vol.1』(Media Passage、2018)、『写真2 現代写真 行為・イメージ・態度』(京都芸術大学東北芸術工科大学出版局、2021)。
東京国立近代美術館、世田谷美術館、沖縄県立博物館・美術館、株式会社資生堂など国内外の主要なコレクションに作品が収蔵されている。
京都造形芸術大学教授。多摩美術大学非常勤講師。
http://www.kunihikokatsumata.com