このたび RODGALLERY では、藤田つぐみ個展「わたくしごっこ - 後編 - 」を開催いたします。

本年8月に開催いたしました「わたくしごっこ - 前編 - 」に続くシリーズ展です。
 
また、本展覧会では藤田氏が講師をつとめるワークショップ「ヒトガタごっこ」を行います。皆様のご参加をお待ちしております。

藤田氏が“わたくし”を見つめる中で触れた新たな領域をぜひご高覧ください。
 


 
今年の8月、昭和40-50年代頃の紙の着せ替え人形を用いたコラージュを中心に「わたくしごっこ -前編-」の展示を行い、後編の11月までひとりで紙遊びを続けました。
 
〈わたくし〉を辿ることは、自然と子ども時代の原風景に触れることでもあります。
 
“七歳までは神のうち”と言われるように、七歳までは神のもとにあり、人としてまだ不確かで危うい存在であると考えられてきました。
 
そうした子どもをモチーフに、紙に描いた絵を切り抜き、コラージュのように構成した「依代ごっこ」を制作しました。
 
顔のない洋服に手足のついた紙の着せ替え人形は、どこか依代を思わせます。
 
そのイメージは次第に広がり、やがて神社の境内で依代ごっこに興じる子どもたちの姿に繋がりました。
 
そこにいるのは、神さまを誘いながら結界ラインで遊ぶ、悪戯っぽい子どもたちです。
 
藤田つぐみ
 


 
▶︎展覧会名
藤田つぐみ個展「わたくしごっこ - 後編 - 」
 
▶︎開催期間
2025.11.7(金) - 11.24(月)
※会期中火-木曜休廊
※11:00 - 19:00まで
 
▶︎「ヒトガタごっこ」ワークショップ
古来から"依代"は岩や樹木など自然物を神の依りつく場所として扱われてきました。
 
その中でも人の形をした”ヒトガタ”は一般の人たちも自分の身代わりや願望成就のために使われています。
 
このワークショップでは、着せ替え人形をヒトガタに見立て、子どもの頃着ていた服や記憶の中にある物、風景などを背景に描きこみます。
 
自分自身を見つめなおすため、傷ついた自分を癒すため、楽しかった思い出を宿すため、振り返りの目的は
自由です。上手に描くことは重要ではありません。
 
ワークショップを通じて自分自身の内側と向き合い、あなたの記憶の宿る依代を描いてみましょう。
 
講師 / 藤田つぐみ
概要 / F0号の紙パネルにご自身の子ども時代の記憶を宿す依代をイメージした作品を制作します。
画材 / 紙張りパネル、筆、アクリル絵の具、色鉛筆、ペンなど
※画材とパネルは準備してあります。追加で描きたい画材やツールがある場合はご自由にご持参ください。
参加費 / 4000円(材料費、持ち帰り用ボックス込み)
定員 / 各回2名まで。先着順・事前予約制・当日支払。
申込  / メール(office@rodgallery.jp)、メールフォームにてお申し込みください。お名前、参加希望日、ご参加人数、当日連絡先をご記入のうえ、お申込をお願いいたします。
所用時間 / 2時間
日程 /①11/08(土曜日)18時〜、②11/11(火曜日)14時〜、③11/11(火曜日)18時〜
スケジュール / 導入20分、依代制作90分、乾燥、作品持ち帰り準備10分
 
▶︎アーティスト
藤田つぐみ
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