この度RODGALLERYでは森山佐紀氏と山本真実江氏による2人展「夢の手触り」を開催いたします。
 
2025年6月に同氏が参加したグループ展「BASE / VASE」に続く展示となります。
 
それぞれのアプローチが響き合う場を、ぜひご覧ください。
 
詳細は以下のとおり。
 


 
夢の中で触れたものに、たしかな手触りを感じることがあります。
 
本展は、そうした内的世界のかたちや手触りをテーマにした、森山佐紀氏と山本真実江氏による二人展です。
 
森山氏は、フラットなスクリーンの向こう側にあるような、近くて遠い景色が静かに広がるような様子を漆で表現しており、細やかな卵殻を緻密に並べた枠線が、こちらとあちらの景色の境界を指し示しています。
 
一方、山本氏は、物語や記憶、幻影といった一筋縄には捉えがたいものを、陶芸という重量のあるかたちへと物質化しているようにも感じられます。
 
揺らいでいるイメージが土という確かな素材を通して、この世界にそっと立ち上がってくるかのようです。
 
二人の作家の作品に共通しているのは、工芸という触れることのできる重量を持つ物質表現を用いながら、そのテーマがどこか夢のように捉えがたいものである点です。
 
《イメージ》は触覚を介して《物質》へと具現化されていきます。
 
本展における実験的な試みを、どうぞご高覧ください。
 
RODGALLERYディレクター
藤田つぐみ
 


 
漆の積層を研ぎ出す過程で現れる“模様”に時間と空間の概念を重ね、鑑賞者それぞれの内に潜む記憶のイメージを引き出すような作品を制作する。
 
近年では、壷中天や桃源郷といった理想郷を手がかりに、現実からの逃避や安らぎを内包する居場所としての空間のあり方を模索している。
 
森山 佐紀
 


 
日々の出来事の記録や、各地でのリサーチで得た経験を元に制作している。
 
独自の技法として、木版画を彫る感覚で土に線を刻み、その凹凸の上に色化粧を塗っていく。
 
線刻と色彩が重なり合い飽和した状態は、陶造形でありながら絵画的でもある。
 
平面と立体の中間にある新たな表現を探求している。
 
山本 真実江
 


 
▶︎展覧会名
「夢の手触り」
 
▶︎開催期間
2026.3.6(金) - 3.23(月)
※会期中火-木曜休廊
※11:00 - 19:00まで
 
▶︎アーティスト
森山 佐紀(もりやま さき)
山本 真実江(やまもと まみえ)
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