この度ROD GALLERYでは藤田つぐみの個展を開催いたします。
2023年4月グループ展、7月個展「東京テレポート'86 - 京子の予知能力 -」に続き3度目の展覧会です。
藤田は2018年に東京藝術大学大学院を修了し、現在は作家活動の傍ら京都芸術大学にて専任講師をしています。
学部の頃より、多次元世界や感覚など他者と共有しがたい領域を視覚化し、イメージに置き替えることをテーマとして絵画制作をしています。
近年の個展ではどこか遠い人や場所などと繋がっている言語化しにくい感覚をテーマに作品を発表し、さまざまなアプローチで制作を試みています。
目に見えない世界に興味を強く持つ藤田つぐみ。
2022年から始まった東京テレポート'86のシリーズではお台場の人工ビーチからインスピレーションを得て制作しています。
今回の個展では“人工ビーチ”と“砂漠の修道院”、一見無関係のように見えるふたつが繋がりを持ち、藤田の手により絵画の中で物語を展開していきます。
ぜひご高覧いただけると幸いに存じます。
詳細は下記をご覧ください。
気付き 呼びかけ メッセージ
大抵それらは形を変えて現れてくるのでこちらが受け取ろうとしない限り大半は見過ごされてしまう
夢のなかに立ち現れるさまざまな形に変容した欲望、偶然何度も遭遇するワード
煙の向きや炎の揺らぎで感じる YES / NO
例えば宗教画の中では白い鳩が受胎告知を告げるメッセンジャーとしてしばしば登場する
鳩を鳩として受けとるのか、何らかの仮の姿として捉えるのか
とはいえこうしたメッセージは思い込みやそうであって欲しいというこちら側の望みであることが多いのも事実だ
けれどもたくさんの白鳩のなかに一羽光りながら揺らめいている陽炎のような個体に気がついたとしたら
意識が眠りに入るまどろみのなかでだけ、未知なるもの、遠くにあるものと繋がれる感覚が反転するように静かに目覚めていく
▶︎展覧会名
藤田つぐみ個展「CALL - 人工ビーチと砂漠の修道院 -」
▶︎開催期間
2024.10.4(金) - 2024.10.21(月)
※火 - 木曜休廊。
※11:00 - 19:00まで。
▶︎アーティスト
藤田つぐみ
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